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SEOとはなにか【検索順位を上げよう】

「最近ブログ始めたけど、PV数全然伸びないな~。」

「なんかSEO対策ってのが重要らしいけど、何すればいいのか全然わからん…。」

 そんな方々のために、今回はSEO対策の概要を紹介していきたいと思います。

 

 

SEOとは?

 SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。インターネット上に散らばる無数の情報から何かを調べるとき、私たちはしばしばGoogleYahoo!などの検索エンジンを用いますよね。これらの検索エンジンは独自のアルゴリズムをもとに、特定のキーワードに対するサイト表示の順番を決定しています。すなわち、自分のウェブサイトをたくさんの人に見てもらうためには、特定のキーワードに対してより上位に自分のサイトを表示してもらう必要があります。この上位表示のための最適化こそがSEOなのです。膨大な情報があふれるインターネットにおいて、SEO対策はサイト集客のための必須項目と言えます。

 

 

 ではSEOのために、私たちは一体どのような手が打てるのでしょうか。このページではSEO対策の具体的な施策として、「内部施策」と「外部施策」について説明いたします。

 

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SEO対策①:内部施策

 まずは内部施策について。内部施策とは、検索エンジンに分かりやすいようにウェブサイト内部の構成を工夫することです。代表的なものをいくつか見てみましょう。

 

・キーワードを含める

 サイトに来てほしい人たちがよく使いそうな検索キーワードを決め、それをサイト内に入れ込みます。ここで注意したいのが、キーワードの入れ込みはあくまで自然な形で行うという事です。露骨に多くつめこんでしまうと、SEO評価はむしろ下がることもあります。また、文章として不自然になってしまったら閲覧者の印象もよくありません。明確な基準がないため、そこまで神経質になる必要はありませんが、少し意識しておくとより良い施策につながるでしょう。

 

・タイトルタグとメタディスクリプションの設定

 タイトルタグは、HTMLの<head>~</head>の内部に<title>~</title>というタグで記載されるタグで、そのページのタイトルを表します。タイトルタグの内容は、検索結果ページのページタイトルとして表示されます。

 また、メタディスクリプションは、タイトルの下に表示され、サイトの概要文として機能します。例えば、大手ECサイトAmazonの場合、タイトルタグとメタディスクリプションは以下のようになります。ここまで大手のサイトでなくとも、どんな人物(企業)の、どんなサイトなのかが簡潔に伝わってきますね。

 タイトルタグは35文字前後、メタディスクリプションは120字以内でないと、超過した分が「…」で表示されてしまいます。キーワードを入れつつ簡潔で、尚且つ目を引くような文章が打てれば、集客においても大きな効果を発揮することでしょう。

 

パンくずリスト

 パンくずリストとは、ユーザーが今ウェブサイトのどこにいるのかを分かりやすくするため、上位から順番に表示してリンクを設置したリストのことです。トップページからそのページまでの経路を視覚的に把握するのに役立ちます。例えば通販サイトでキーボードを購入したいとなった時は、「オフィス用品>パソコン>周辺機器>キーボード>(各種メーカー)」などのパンくずリストが考えられます。

 このリストのメリットは、ユーザーのサイト巡回を容易にしてくれるだけではありません。キーワードを中心とした内部リンクが増えることで、ユーザーにも検索エンジンにもテーマが分かりやすく伝わり、SEO対策としても有効な施策になり得るのです。

 

SNS でのシェアなどを行い、記事への入り口を増やす

 クローラーがサイトに入るための入口、すなわちページへのリンク数を増やしていこうという施策です。厳密には内部対策ではありませんが、クローラーに対するアプローチの一つとして記しておきます。

SNSは利用者が多く、拡散性が高いため、入り口を増やすのに効果的なツールとなっています。積極的にリンクを貼り、クローラーの巡回頻度を増やしていきましょう。

 

・定期的な更新

 ウェブサイトに新たなコンテンツを追加したり、古いコンテンツをメンテナンスするなどして定期的にサイトを更新するのも重要な施策です。顧客のニーズを考えて質の高いコンテンツを拡充していくことで、ユーザーからも支持され、検索エンジンからの評価も高まります。

 ただし、大事なのは更新の頻度ではなく、あくまでも良質なコンテンツを増やすことです。質を問わず闇雲な更新を続けていると、検索エンジンにスパムだと判別されるおそれもあります。

 定期的に有益な情報が投下されるとなれば、サイトのリピーター、常連も増えてくる可能性があります。マメな更新・高品質の継続を心がけてサイトを運用してみましょう。

 

 

SEO対策②:外部施策

 次に外部施策について。外部対策とは、その名の通りウェブサイトの外部環境を改善することでサイトの評価を高める施策のことです。言い換えると、「ウェブサイトに被リンク(他のサイトからのリンク)を集める」というアプローチになります。外部リンクは検索エンジンがそのサイトを評価するうえでの重要な指標の一つとされています。内部施策と同様に、こちらも考慮しておきましょう。

 「被リンクを集める」と書きましたが、内部施策における更新と同様、こちらもただ外部リンクを増やせばいいというわけではありません。近年はSEO対策に対するチェックも厳しくなってきており、質の低いリンクの大量設置は順位下落のみならず、最悪ペナルティにも処されます。自分のサイトと関連の強い内容の外部サイトで被リンクを設置するなどして良質な被リンクを増やすこと。それと同時に質の悪いリンクを減らしていくこと。この2点を念頭に置いて外部施策を進めましょう!

 

 

SEO対策のまとめ

 内部施策と外部施策、いかがだったでしょうか?上に書いたように、近年は情報やリンクの量だけでなく、その質に関しても厳しいチェックがなされています。

 色々と述べてしまいましたが、なんだかんだで一番大事なのは「良質なコンテンツを提供し続けること」です。それを十分念頭においたうえで、上記のような技術的対策にも積極的に取り組んでみるのが良いと思われます。

仮説思考で質問しよう

就活とか社内勉強会ではしばしば「質問タイム」が設けられる。

新米の私は基本的に質問する側の人間なのだが、周りの人の質問を聞いているとたまに「おっ、この人いい質問するなァ」と思う時がある。

 

ふと考えてみると、個人的に思う「いい質問」の共通項は「質問の中にその人の考え、さらに言えば"仮説"が内在している」ことである。

 

具体例で見てみよう。

▼私がよくしちゃうタイプの質問

「○○という製品は、御社以外にもB社やC社が類似にモノを提供しています。御社はこうした競合とどのように差別化を図っているのでしょうか?」

▼なんかいいなと思う質問

「○○という製品は、御社以外にもB社やC社が類似にモノを提供しています。御社はこうした競合とどのように差別化を図っているのでしょうか?

 個人的には御社の△△という強みが差別化要因になっていると思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか。」

例が少し淡泊な感じになってしまったが、大体こんなところである。

 

上記のように、「いい質問」は

情報を調べる→気になる→質問する

だけでなく、

情報を調べる→気になる→さらに調べたり自身の経験を振り返ったりする

→自分なりの仮説を立てる→質問する(仮説も盛り込む)

というプロセスを辿って生成されている。

 

これによるメリットとして、

▼質問された側は

・質問がより具体化され、質問者の見解も知れるので回答しやすい

 

▼質問した側は

・仮説を立てる段階で自分の知りたいことをより明確にできる

・たくさん調べたり考えたりするので、自然と準備が入念になる

・積極性や自分なりの見解をアピールできる

などが考えられる。

 

今月は海外の企業や大使館を訪問する機会があるので、

「仮説入りの質問ってする側される側双方にとってプラスな気がする」

という私なりの仮説を検証してみたいと思う。

以上です。

私がThinkpad X1 carbon (2017)の購入を見送った3つの理由【2017年2月現在】

 

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「4月から新社会人だし、この機会にパソコン買い換えようかな~。」

「でも俺機械音痴だし、パソコンの種類多すぎてよくわからんな…。どれ買えばいいんだろう…。」

「とりあえずこの重くて遅い大学生協パソコンから脱却したい…。」

 

 そんな私がThinkpad』 Xシリーズに行き着いた理由はこちら。

・周りのパソコン通から評判がいい。

・スペックに対する価格を考えた場合、コスパが良い(らしい)。

・ビジネスシーンで快適に使えるスペックの高さ

・軽い上に堅牢性が高いので、持ち運びしやすい。

・Officeを純正で使いたいしエロゲもしたいのでWindowsがよかった。

 

 そんなこんなで、時間に余裕のある今のうちにサクッと買っちゃおうかと思ったのです……が、しかし!

ビックカメラの超親切な店員さんと2時間弱話し合った結果、私は2017年2月時点でのThinkpad X1 carbon (yogaも可)の購入を見送ることにしました。今回は購入を見送ることにした3つの理由を書いていきたいと思います。

 

 私みたいな機械音痴がこんな記事書くのもどうかとは思うのですが、詳しい店員さんから聞いてるから信憑性は高いし、まあこれはこれでアリかなぁといった心境です(適当)。

 

 パソコン購入を…、さらに言えばThinkpad購入を考えている方に読んでいただければ幸いです。記事の内容がタイムリー過ぎて、情報としての価値がすぐに無くなりそうです。

 

▼理由1:内臓CPUの価格に関して

 CPUっていうのはコンピュータの制御や演算や情報転送をつかさどる中枢のことで、パソコンの中でもたぶんトップクラスに重要な部分です。

 

 いや、ほんと奇跡のようなタイミングだったのですが(笑、どうやらIntelのCPUに大幅値下げの動きがあるようです。値下げの要因は、競合のAMDがRyzenというCPUを、同程度のスペックで尚且つIntelより安く提供しだしたということ。

blog.livedoor.jp

 

 情報が錯綜しているのでどこまで信じていいのか分からない部分もあるんですが…。実際に店員さんに聞いてみたところ、日本でも値下げされる可能性は十分考えられるそうです。なんならもうRyzenを実装した方が早そうな気もしますけどね…(笑。

 

 値下げ幅はどうなるか未知数なのですが、パソコンを少しでも安く購入したい方はもう少し様子見してもいいんじゃないかなーと思います。

 

 ちなみにですが、パソコンの使用用途が

・ネットサーフィン

・Officeを使う

YouTubeで動画見る

くらいの私のような人間はcore i5で十分っぽいです。それだけでなく、高度な画像処理や動画編集をしたり、高機能なアプリとか入れるような場合は、core i7を検討した方がいいかも。

 

 

▼理由2:LTEがまだちょっと不安

 Thinkpadは2017年モデルからLTE対応にすることが可能になります。パソコンでは珍しいですよね。LTEをオプションで付けて、格安SIMとか契約しちゃえば、わざわざポケットWi-Fiとかにしなくても安価で屋外でのネット利用が可能になります。(普段固定回線でネットを使うような環境であれば、通信量も少なめに設定できると思います。)

 

 そんな便利なLTEなのですが、新機能なだけに、何かトラブルが起きないか不安です(笑。いやまあ、挑戦に失敗はつきものですからね。実際の使用感とか、機体の具合とか、もう少し様子を見てみようかと思ってます。

 

 

▼理由3:機体のカラバリ

Thinkpadと言えばブラックがお馴染みですが、3月下旬まで待つとシルバーが出ます。なんかMacbookみたいだな。

色みとしてはブラックの方が好みなのですが、シルバーの方が手垢とか指紋が目立たなそうな感じもしますよね。シルバーはシルバーで結構カッコいいし。カラーの選択肢を増やすという意味でも、購入はもう少し待とうかなーと思いました。

(画像はLenovoの公式HPより)

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▼2016年モデルではダメなのか

 ダメとは言いません。むしろモデルが重なってる今なら2017年版より少し安く購入できます。しかし、2016と2017は、仕様の変更が大きいんですよね。以下にいくつか記しておきます。

 そういうわけで、よほど急ぎでなく、なおかつより快適にパソコンを使いたい場合は、2017を買った方が、長い目で見てより良い買い物になるのでは??と個人的には思います。

 

こちらのサイトの図が分かりやすいです。↓

thehikaku.net

 

 

〇液晶のサイズが同じなのに、外枠がよりコンパクトになっている

 パソコンの横幅×奥行を見てみると、2016モデルが「333mm x 229mm」なのに対し、2017年モデルが「323.5mm x 217.1mm」ということで、ちょっとコンパクトになっていることが分かります。また、重さも0.06kgほど減ってより軽量になっています。

 

 しかし、液晶サイズはどちらも14.0型なんですよね。下の画像を見てもらうと分かるのですが、液晶サイズを変えずに外枠の機体をギュッとコンパクトにしているわけなのです。

2016

 

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2017

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〇カラバリ

 こちらは既に書きましたが、シルバーという選択肢が生まれるのは2017からです。2016はブラックのみ。

 

LTE対応

 こちらも既に書きました。LTE対応も2017からです。2016にはありません。

 

〇新規格のポート

 「ポート」っていうのは、パソコンの脇とか後ろの方に付いてる接続口のことです。他のハードウェアと繋いだりするやつですね。

 そんでもって、2017から新たに実装されるのが「USB 3.1Type-C (Thunderbolt 3)」という新規格のポートです。なにやらデータのやり取りを高速化したりする凄いものらしいです。

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新規格に関してはこちらも参考にしてみてください。

「USB PD」の詳細は? :USB Type-CとThunderbolt 3の“紛らわしい関係”をIDF 2015で整理する (1/3) - ITmedia PC USER

Thunderbolt 3とUSB Type-Cの関係性について調べた | HANPEN-BLOG

 

 新規格なので今はまだあまり見かけないのですが、今後は他のPCやスマホでもこの規格が導入されることが増えるようです。店員さんが熱心に語ってくださったので、どうやらこのポートは結構重要みたいです。

 

 

▼おわりに

 どうだったでしょうか。素人なりに頑張って語ってみました…。

個人的には調べれば調べるほどThinkpad購入欲が高まってしまったので、上記の条件がクリアされたらすぐにでもこのモデルを買おうかと思ってます!(笑

 

http:// http://www.lenovo.com/jp/ja/

 Lenovoのサイトで買うと特別なクーポンが適用されて、30%くらい安く買えるっぽいですね。

また、お店にも依るかもですが、一部の実店舗(Lenovo関係無しに)では、ここから更に割引がなされるパターンもあるようです。

「パソコンよく分かんないし、店員さんに詳しい話を聞きたい!」

「少しでも安く買いたい!」

っていう私のような方は、実際に近くの電器屋さんに赴いてみるといいかも。

 

 パソコン購入の参考にしていただければ幸いです~。ではまた。

感想:『劇場版ソードアート・オンライン –オーディナル・スケール-』【ネタバレあり】

 『劇場版ソードアート・オンラインオーディナル・スケール-』を観た感想を書いてきます。なお、ネタバレを含むのでまだ観てない方はご注意ください。

 また、筆者はSAOに関してはアニメ全話観た程度の知識しかないのでニワカ発言等はご勘弁ください…。

 

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▼過去シリーズキャラ総出演のお祭り感が最高

 燃えたー!萌えたー!

過去シリーズのキャラがたくさん出てきましたね!! 特に100層ボスのバトルでの全員集合感がもう…!!!!! たまらねえぜ!!!!!!

 今作で一番好きなシーンはアスナとユウキによる連撃のシーンです。もう本当に最高でした。マザロザ大好きなんですよねー…。あそこで泣きました。

 とりあえず、「過去の強敵や味方が協力してくれて、強大な敵を倒す」みたいなシチュは非常に燃えますね。鎮火できません。

 この辺のお祭り感は映画ならではって感じで最高でした。スタッフ、わかってるね!

 

 

▼巧みな緊張感の演出

 毎度毎度思うのですがSAOは緊張感の演出が非常に巧いなと感じます。ラノベにありがちな西洋ファンタジー設定とか異世界転生モノであれば、世界が単一だしその世界での死は文字通り死なので、緊張感を作るのが比較的容易だと思うのです。例えば強いモンスター出すとか、反乱軍が攻めて来たとか。

 しかしSAOはそうではありません。彼らが奮闘し、攻略に躍起になるのは基本的にゲームの中なのです。いや、というか「ゲームのバーチャルな世界での生と現実の世界での生をどう捉えるか」っていうのもSAOの大きなテーマの一つですよね。時に境界が曖昧になったり、リンクしたり、リアルと虚構のギャップに苦しんだり…。

 まあそういうわけでSAOは基本的にゲームとリアルという2軸の世界が存在するので、ゲームの中での「一生懸命さ」はともすれば「滑稽」に移ってしまうはずなんです。

 しかしSAOはこの「滑稽さ」を晒さず、読者に「ガチの緊張感」を与えてくるから面白い。ではその緊張感をどう持ってくるのか。そこで重要になってくるのがやはり「現実」なのです。

・SAOではゲームの死が現実の死に直結しました。

・ALOでは入院中のアスナの命が懸かっていました。

・GGOでは…ええっと何だっけ忘れました。デスガンさんがいました。

 

 このように、まあ主に「現実の死」を持ち出すことで登場人物や読者に緊張感を与えることに成功してるわけですね。そして今回緊張感を持ち出すために用いられたのが「記憶」なのです。「死」ばかりのマンネリを防ぐという意味でも、エンディングの流星群への繋ぎとしても、AIへの記憶のデータとしての利用(=SF的な要素)としても、非常に巧みなチョイスだったなと思います。

 

 

▼「記憶」をどう捉えるか

今作の重要なテーマの一つはこの「記憶」だったように思います。

テクノロジーの弊害とも言えるのでしょうか。脳への干渉が過大になり、今作では記憶の操作が容易になってしまっています。重村教授は他者の記憶からユナに関する一部を奪い、AIとしてよりオリジナルに近い悠那を作ろうとします。最終的にはユナ(悠那??)本人に否定されてしまうわけなんですがね…。「お父さん自身の想い出の中で生き続ける」…みたいなことを言っていた気がします。

 

ユナや重村vsキリトの問答も印象的でした。キリトが必死で守り、取り返そうとする記憶は本当に必要なものなのか。つらく苦しい記憶なら、忘れてしまってもよいのでは??

或いは今思い返している記憶が本当に正しいのかも分からない。私たちは意図的に「そうあってほしい」過去を選択しているのではないか…。

 

 最終的にキリトたちは過去を捨てない選択をし、ユナの生きた証は皆の記憶の中に、そしてSAOの記録に記されます。このように、

 

・人間の記憶(≒過去)をデータとして活用すること(≒未来)のリスクは??

・自らの過去とどう向き合うか。そしてそれを今にどう活かすのか。

・忘却という摂理の過程で、「記憶の外」に置かれてしまう人も一定数いる。私たちはそうした人々の存在に意識的でなければならないのではないか。

 

 など、「記憶」に関して様々な考えを巡らせることができるのが、この映画の魅力かなと思います。

 

梶浦由記氏による音楽

 Fate zeroにしてもまどマギにしてもSAOにしても…。本当に梶浦さんの功績は大きいですね! 

 今作は主に「ユナによるLIVE」という形で多様な楽曲が用いられていました。作品を彩るうえで欠かせない役割を担っていたと思います。

  

 

▼繰り返す過ち…。テクノロジーの進化がもたらす光と影

 フルダイブ型のVRシステムの反省を活かしてARのオーグマーが開発されたわけなんですが…。やっぱり色々トラブル起きちゃいましたね。

 個人的には『Pokemon go』みたいな、現実との摩擦がもっと起きそうな気もしますが…。例えば視界とられて交通事故とか、バトルで動き回ってたら散歩中のおばちゃんとぶつかったとか。まあこの辺はAR全般の課題かもしれませんね…。ウェアラブル端末になったことで現代よりは解消されてそうですけど。

 …ってかオーグマーって結局フルダイブ可能なんですね。記憶をいじる機能が付いてたり、実はフルダイブ可能だったりと…。総務省その他、リリースする前にしっかり確認してくださいお願いします…。

 いやぁやっぱり脳に影響大きいタイプのテクノロジーって危ないよね…。

 

 一方で「光」の方にに目を向けると、

ウェアラブルのARデバイスとかサポート用のドローンとかは見ててすごくワクワクしました。現状のスマホ操作とかより事故減りそう。手になんも持たんでいいから操作楽ですし。リアルでも早く実現してほしいですね。SAOはこういう妄想もできるから楽しい。

 あとゲームボーナスが協賛企業のポイントとかクーポンってのも凄く面白そうだなって思った。(こなみ)

 

 

▼その他ひとこと

・キリトくんレベルあげるの早すぎでしょ。

アスナの母性が半端なかった。尋常じゃない正妻感。

シノンのポジションが絶妙ですよね。SAOサバイバーとは別の形でさりげなく救いの手を差し伸べる姿に胸を撃たれました(GGOだけに)。なんだかんだでキリトのバイクに乗れちゃってるのも微笑ましかったです。

リーファの出番やたら少なかったのが悲しい。

・作画凄すぎた。バトルシーンは圧巻の一言。

・「スリーピング・ナイツ」の面々が登場しきれてなかった気がします。シウネーさんは確か完治したんですよね…?

他の人たちはただログインしてなかったのか、或いは…。後者だったらとても悲しいです。

・EDの後まで残っててよかった~。次回作に期待したいですね。

 

 

▼おわりに

 総じて、非常に完成度の高い映画でした。やっぱSAO最高です。これを機に原作全巻買うことにしました。

 こういう大作を観ちゃうと、改めて「自分は物語に生かされているなあ」と感じます…。今後社会に出るにあたり、消費者としてだけでなく供給者として、何か物語に関われたら嬉しいですね。自分を支えてくれる物語に少しでも恩返しがしたいです。

 

 なんか臭いこと言ってしまいましたが…。SAOが描く未来は決して絵空事ではなく、それこそ数10年後に十分起こり得る未来だと思います。過去を振り返り、未来への想像力を育む上で、この映画は非常に観る価値のある映画だと、私はそう確信しています。

しかし本当に良作だった…。せっかくだしあと5回くらいは劇場に足を運びたいと思います。ではまた。

コンテンツへの理解が深まるおもしろ本まとめ

 

 自分が普段楽しんで消費しているマンガやアニメ、ゲーム、映画などのコンテンツを、もう少し深く学んでみたいと思ったことはないだろうか。

「この作品は、どのようなモデルで収益を生んでいるのだろう」

「コンテンツを批評する人たちはどんなところに着目しているのだろうか」

「各種コンテンツはどのような変遷を辿ってきたのか」

などなど、気になるポイントはたくさんある。

 作品や作者、その背景などへの理解が深まれば、今後のコンテンツの楽しみ方にも幅が出てくるのではないだろうか。というわけで、今回はコンテンツへにの理解を深めるためのおもしろ本を紹介していく。

 

▼おすすめ本一覧

詩学』(アリストテレース)

 古代ギリシアの哲学者、アリストテレスによる文学論。広く物語性のある作品全般に通ずる、普遍的な文学理論が展開されている。

 古典と聞いて敬遠する方も多いかもしれないが、解説が豊富で読みやすい。文章も比較的平易である。物語…、特に「悲劇」の本質や骨子を掴み、今後の鑑賞に役立てたいという人におすすめ。

 

 

『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』(廣野由美子)

 小説において使用されるテクニックと、作品分析の方法論についてまとめられた1冊。非常によくまとまっている上に、『フランケンシュタイン』という実際の有名作品を事例としているため分かりやすい。

 

 

『図解入門業界研究最新コンテンツ業界の動向とカラクリがよくわかる本[第2版]』(中野明)

 コンテンツ(業界)の概観や、ゲーム・映画・放送など各業界の動向や展望がまとめられたコンテンツビジネスの入門書。市場規模やビジネスモデルなどの大枠を掴むことができる。図が豊富で理解しやすい。

 また、2013年発行ということもあり、比較的最近の事例まで扱ってくれているのがありがたい。ビッグデータってこの頃から話題になってたのか…。コンテンツビジネスとはどういうものなのか、広く浅く理解したい人におすすめ。

 

 

『コンテンツの秘密ーぼくがジブリで考えたこと』(川上量生)

 株式会社KADOKAWADWANGO代表取締役社長、川上量生氏による著作。筆者が「プロデューサー(見習い?)」として所属するジブリ作品を取り上げつつ、コンテンツの定義、情報量、表現などについて考察がなされている。

 コンテンツの定義を探るための『詩学』への言及、コンテンツ認識における脳の働き、人工知能ディープラーニングなど、多角的な見地から考察がなされており非常に興味深い。

 

 

『ぼくらの仮説が世界をつくる』(佐渡島庸平)

 講談社で数々のヒット作を担当し、現在は作家エージェント会社コルクの代表を務める佐渡島庸平さんの仕事論。筆者自身の経験を基に、インターネット時代のビジネスにおける思考法などがまとめられている。

 『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』などの普及に向けた独特のアプローチなんかも載っていて興味深い。出版関係のコンテンツに興味がある人向け。普通にビジネス本としても良作。

 

もう少し長めの感想はこち

tsnormin187.hatenablog.com

 

 

 

 

『ナナのリテラシー』(鈴木みそ)

 電子書籍とソシャゲに関して、クリエイターとコンサルの奮闘を描いたマンガ。2013年発刊で、当時の出版・ゲーム業界の変化と、それに対するクリエイターの想い、試行錯誤がよく分かる。

 作者の鈴木味みそ先生は電子書籍個人出版でヒットを飛ばしており、自身の体験がマンガ内で詳細に語られている。クリエイター側の視点からコンテンツビジネスを眺めてみたい人向け。

 全3巻で、1,3巻が電子書籍、2巻がソシャゲといった感じ。個人的には2巻のソシャゲ回が面白い。「ドラッグ」とまで称されるガチャゲーの問題点、ゲーム業界のビジネスモデル転換を的確に描き、尚且つ『Pokémon GO』のようなゲームアイディアまで掲載されている。先見の明が感じられる1冊である。

 

 

ゲーム的リアリズムの誕生 ―動物化するポストモダン2』(東浩紀)

 東浩紀氏による著作。オタクの消費行動から現代社会を分析する文化論。オタク研究・サブカル研究における名著。

 後半の個別作品論は実際にその作品に触れてないと少し分かりにくいかも。ネタバレも多いので注意が必要。

 

 

ユリイカ ―ソーシャルゲームの現在』(青土社)

 『Pokémon GO』や『Fate Grand Order』など、今や社会現象となったソーシャルゲームに関する論がまとめられている。

 狭義のソシャゲだけではなくARやVR、Switch、PS4などゲーム系エンタメ全般に広く言及されているのが興味深い。2017年発行ということもあり、タイムリーな話題に触れることができる。

 寄稿者の方々がたくさんいらっしゃるので、気になる方の名前で検索をかけて分野を深堀りしてみる、なんてことも可能。スマホゲーの隆盛や構造、或いはゲーム―社会の関係などに興味がある人向け。

 

 

▼おわりに

 書いてみて、タイトルを大きく掲げ過ぎたことを反省した。「コンテンツ」は、ちょっと対象範囲が広すぎる…。

・コンテンツの種類は何か(マンガ、ゲーム、映画、小説…)

・どの学問からの分析か(社会学、心理学、文学、言語学歴史学、美学芸術学…)

・批評かビジネスか実践か或いは…

・ジャンルは何か(恋愛、SF、ホラー、ミステリー…。或いはRPG、パズル、ADV…)

などなど、様々な区分けをして深掘りが可能だと思う。

 

 今回は紹介した本はコンテンツを広く扱ったものが多いので、これを端緒に個々人の興味を掘り下げ、知的好奇心を満たしていってほしい。ニッチな需要にこたえる本やオンラインコンテンツは意外と存在するものである。

 

 さて。テクノロジーの進歩に呼応するかのように、コンテンツの世界もまた日進月歩で変貌し続けている。今後も日々アンテナを張り、好奇心旺盛に学び続けていく姿勢を持ち続けたい。社会人になってからもアクティブにオタクしたいなーと思う今日この頃である。

 

【物語の迷宮へ―】PSVitaでプレイできるおすすめノベルゲーム15選

 皆さん、ノベルゲームのプレイ経験はございますか??

「小説やマンガは好きだけど、ゲームは無いな…。」

そんな方は、この記事を読むことでより豊かな物語の世界を知ることができるかもしれません。

今回は「現状ノベルゲームに最も適したハード」(と私が勝手に思っている)PSVitaでプレイできるおすすめのノベルゲームを紹介していきたいと思います!

 

 

▼そもそも「ノベルゲーム」ってなに??

 紹介に移る前に少しだけご説明を。ノベルゲームとは、ボタンをクリックして文章を読み進めていくアドベンチャーゲームの事です。小説やマンガと違って、たまに選択肢を選ぶこともあり、それによってエンディングが分岐したりします。「サウンドノベル」「ビジュアルノベル」とか呼ばれたりもする。

 

こんな感じ↓

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(『真 かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』より)

 

 誤解を招きそうなのでタイトルは「ノベルゲーム」を中心に据えたのですが、いわゆる「ギャルゲ」「エロゲ」も「ノベルゲーム」を指すことが多いです。というか、エロゲがノベルゲームの体裁を取っていることが多いんですよね。実用性重視の「抜きゲー」も存在しますが、今回は対象外とさせていただきます。

 

 

「エロゲってそもそもどういうものなのか??」という疑問に関してはこちらの記事で分かりやすくまとめられています。ありがたい!

erogeosusume.com

 

 抜粋すると、ビジュアルノベルは小説とは違い、絵があり、アニメに近いような演出」があり、「ドラマやアニメとは違い、文章があり、自分のペースで文章を読むことが楽しめる」という…、物語好きにはたまらない媒体となっています。

 

 

 

エロゲー?? 萌え絵の女の子と疑似恋愛を楽しむオタク向けのゲームでしょ??」

と、お思いになる方も、もしかしたらいるかもしれません。僕もそうでした。

確かにそういう要素もあるのですが、それよりなにより良作はシナリオが素晴らしいのです。音楽や絵の効果も相まって没入度も凄まじい。モノによってはめっちゃ感動できます

 なお、僕はエロゲの萌え絵とかエロを否定する気もございません。偏見の原因なのかもしれませんが、可愛い女の子とかエロい展開だって……そりゃ無いよりはあった方が絶対楽しいじゃないですか!!

 

 

 これを機にノベルゲームを始めてくれる人が少しでも増えてくれたら嬉しいなー…なんて思いつつ、さっそく作品紹介に移っていきたいと思います。今回は「全力でおすすめの作品」「おすすめの作品」「個人的に楽しみにしている作品」の3つの分類で分けてみました。あ、もちろんネタバレはございません!

 

 

▼全力でおすすめの作品5選

穢翼のユースティア Angel's blessing』

 傑作ダークファンタジー。何から始めるか迷ったらとりあえコレか『WHITE ALBUM2』をプレイしてほしい。シナリオ、音楽、絵、システム面、どれをとっても素晴らしいです。南條愛乃さん、近藤隆さん、浅川悠さん、中村繪里子さんなど、声優陣も豪華。まごうことなき神ゲーだと思います。

 

 

 空中浮遊都市「ノーヴァス・アイテル」で発生した大規模な地盤沈下—――。後に「大崩落(グラン・フォルテ)」と呼ばれるこの悲劇は大勢の人々の命を奪い、街に暗い影を落とした。被災区域は国から見捨てられ、「牢獄」と呼ばれる無秩序な場所となっている。

 

 

 物語は「大崩落」に巻き込まれ、今も「牢獄」で生活を続けるカイム・アストレアを中心に進んでいきます。全体的に雰囲気は暗いですが、重度の鬱ゲーという訳ではございません。張り巡らされた伏線、章ごとに進むテンポの良いシナリオには、思わず引き込まれます。私は夢中になり過ぎて徹夜してしまいました…。昇る朝日を背に泣きながらゲームをクリアしたあの日の事は、多分一生忘れません…。

 

 不条理な環境の中でも決して腐らず、自分の意志で人生を選択すること―――、その大切さを嫌というほど教えてくれるゲームです。

 

 

WHITE ALBUM2 幸せの向こう側』

 あらゆるフィクションにおける「恋愛モノ」の中で、私はこれ以上の傑作を知りません。過去歴代のエロゲの中でも屈指の評価を誇るのが、この『WHITE ALBUM2』。私をエロゲ狂へと導いたゲームです。

 

 主人公の北原春希、冬馬かずさ、小木曽雪菜による三角関係を軸とした恋愛ADV。途中から結構ドロドロしてきて、選択に苦しむ場面も多いですが、それでも画面から離れることはできません…。そのくらい夢中になってしまう作品です。

 シナリオ、絵、音楽、演出、etc..に加え、今作はキャストによる演技も素晴らしい。時にすれ違い、時に衝突する恋の切なさが120%表現されています。

 

 また、多数収録されているボーカル曲やBGMがこれまた最高。聴くたびにあの冬の切なさを思い出しちゃいます…。

 

 うーーーん、この作品、同じ時代に生まれたことを感謝してしまうレベルの名作なのですが、魅力を説明するのが非常に難しいっっ! どれだけ最高なのかは実際にプレイして確かめてみてくださいっ!!! (雑)

 

 余談ですが、シナリオを担当なされた丸戸史明さんは現在『冴えない彼女の育て方』を執筆中。最近ノイタミナでアニメ化されたりもしましたね。気になる方はそちらもチェックしてみるとよいかもしれません。

 

 

『ファタモルガーナの館 –COLLECTED EDITION-』

 Vita版はまだ発売してないのですが、我慢できないので書いちゃいます。 

 

 

西洋の「呪われた館」を舞台に繰り広げられる数々の悲劇。なぜ館は存在し続けるのか。なぜ「あなた」は館にいるのか。すべてを解き明かすために、「あなた」は扉を開く―――。

 

 

 何を言ってもネタバレになってしまうので、説明が非常に難しいのです作品…。まぁとにかく全体の構成が素晴らしく、ラストは非常~~~に感動できました。また、エロゲ移植とかではなく、普通の(???)ノベルゲームなので、男女問わず楽しめるのではないかと思います。結構な鬱展開ですが、それを補って余りある感動を味わうことができるゲームです。

 

 2017年2月現在ではプレイ環境がPCと3DSのみですが、3月にはVita版が出ます。Vita版は、3DSでも楽しめる「本編」に加え、「外伝」も付き、さらにはボイス付きの「現代編」が新たに実装されたCOLLECTED EDITIONとなっています。また、ウェブや誌面で公開されたSSなんかも収録されるそうです。豪華ですね!! 

 3DSで本編クリアした私ですが、もはやVita版も普通に欲しいです。

 

 ネタバレ感想も書いたので、クリアした方はよかったら読んでみてくださいm(__)m

tsnormin187.hatenablog.com

 

 

マブラヴ オルタネイティブ』

 地球外起源種「BETA」と人類との戦争を描いた超大作。『進撃の巨人』の作者、諫山創氏にも大きな影響を与えました。

 

 時空間移動や国家間の陰謀、戦術機 vs BETAの戦闘、戦時下での人間ドラマなど、熱い要素があり過ぎてもう…。歴代エロゲの中でも5本の指に入る、トップクラスの神ゲーと言えるでしょう。シナリオももちろん最高です。

 

 その一方で、戦時下ということもあり、グロやエグみの強いシーンも多数存在します。その界隈で有名なトラウマシーンもあるのですが、ネタバレなのでGoogleは控えた方が無難でしょう…。心臓の弱い方は気を付けましょう。

 

 また、歴史的背景や戦術機、BETAなどの設定が非常に緻密に練られており、その膨大な世界観に圧倒されてしまいます。ぼくはプレイ後に資料集を買ったのですが、あまりの分厚さにびっくりしました(笑。『シュヴァルツェスマーケン』や『トータルイクリプス』など、関連作品も多数存在します。

 

 この作品だからこそ味わえる緊張感、絶望、そして大きな感動をぜひ体験してほしいと思います。大画面でプレイしたい方はPS3版をどうぞ。

 

 

進撃の巨人』は『マブラヴ オルタネイティヴ』をパクって作ったことを白状しなければなりません。本当にすみませんでした! ものすごく影響を受けてます!

 

人並みに漫画や映画を観ていましたが、作品の作り手に殺されると思ったのは初めてです。その悪意的姿勢に衝撃を受け、僕も自分が殺されたように、世間に何か強い衝撃を投げつけてやりたい、壊してやりたいといった衝動に駆られました。

 

その衝動が自分のやりたいことだと気付いたのです。

(諫山創氏のコメント。NAVERまとめ より) 

 

 

 あ、言い忘れてました。この作品、一応前作『マブラヴ』の続編となっています。『マブラヴ』はどちらかと言うと平和な学園ラブコメで、正直単体で見ればそこまで良作でもないかも…って感じです。『オルタ』と繋がる伏線めいたところもあるので、『オルタ』の感動を最大限高めたい方は『マブラヴ』もやっといた方がいいのではないでしょうか。ただまぁいきなり『オルタ』をやっても話についていけないとかはそんなに無いと思います。

 

 

STEINS;GATE

 5pb.が放つ科学ADVシリーズの中でも「最高傑作」と名高い作品。通称「シュタゲ」。メディアミックスやスピンオフ作品も多数存在します。

 

 秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」。主人公岡部 倫太郎は、天才科学者の牧瀬 紅莉栖や「スーパーハカー」橋田 至らと協力して遂にタイムマシンの発明に成功する。しかし、過去改変という常軌を逸する力を手に入れた彼らはやがて思いもよらぬ事態に巻き込まれることとなる―――。

 

 Wikipediaの紹介文が良かったので、少し引用。

作中には架空の事物と共に実在する企業や大学、商品が実名で登場するほか[注釈 1]、現実に流布している都市伝説や陰謀論への言及、インターネットスラングなども話題として登場する。物語の核心には、かつてインターネット上に現れ未来人を名乗った実在の人物であるジョン・タイターが語った内容が組み込まれており、また主人公の言動や携帯電話を使ったゲームシステムも、インターネット上に流布する「食堂の男」あるいは「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」と呼ばれる小噺がモチーフとなっているなど、虚実の入り混じった物語が展開される。 

 

 

 科学ADVというだけあって、時空間移動の原理や解釈が丁寧に記述されています。作中で起こるSFチックな出来事に原理の説明が付くとリアリティが増す感じがして良いですよね。実際の科学者の方々の目にはどう映っているのか分かりませんが…。

 

 主人公が極度の中二病で少しクセが強いですが、まあいずれ慣れると思います。序盤で張り巡らせた伏線を中盤以降で一気に回収していく様は本当に見事。鳥肌が止まりません。

 

 従来のような選択肢ではなく、「フォーントリガー」の操作でストーリーが分岐していくシステム。結構煩雑なので、シナリオに集中したい方は素直に攻略サイトに頼るのがベターだと思います…。

 

 

▼おすすめの作品6選

Fate/stay night

 今や超有名なモンスターコンテンツとなった『Fate』。このシリーズの元祖となったのが、この『Fate/ stay night』です。

 

 

 どんな願いも叶えると言われる聖杯を手に入れるために、魔術師たちが神話や歴史の英雄の霊を召喚し殺し合う「聖杯戦争」。その聖杯戦争に巻き込まれた半人前の魔術師、衛宮士郎を巡る伝奇活劇ビジュアルノベルゲームとなっています。

 

 

 キャラがとにかく魅力的。英霊たちによるバトルや思想のぶつかり合いには思わず胸が熱くなります。平均クリア時間60時間の壮大なストーリーをぜひ味わってみてください。

 

 

『CROSS✝CHANNEL』

 『Fate』の奈須きのこ氏が「絶対に超えられない壁として君臨する作品」として語ったことでも有名なゲーム。PC版から始まり、Vita以外にも様々なハードに移植されています。

 

 同じ時間を何度も繰り返す、いわゆる「ループもの」。ある日を境に町からは主人公一行以外の人間が消え失せ、彼らは1週間という時間を永遠に繰り返します。残されたキャラたちは全員「社会に適応できない」なにかしらの問題を抱えており、ストーリーを進めていくと徐々にその闇も明らかになってきます。

 

 設定や原理が(多分あえて)曖昧なままの箇所があり、プレイヤーに多様な解釈の余地を残すゲームだと思います。作品考察が好きな人に向いてるかも。

 

 

CLANNAD

 「泣けるアニメ」とかで必ずと言っていいほど名前が挙がる作品。その原作がこのゲームです。「家族」というテーマを通して人と人との絆を描いた壮大なシナリオに、私も思わず涙してしまいました。シナリオだけでなく、音楽も素晴らしい。有名ブランドKeyの代名詞とも言える作品。

 

 

AIR

 『CLANNAD』同様Keyの作品。こちらも相当の泣きゲーです…。作品で描かれる青々とした大空や海沿いののどかな町を見ていると、なんだかノスタルジックな気持ちになってきます。はあ、実家帰りたい…。

 そしてこれまた音楽が素晴らしい。『鳥の詩』『夏影』はもう聴いてるだけでウルッと来るレベルです。

 

 

CHAOS;CHILD

 科学ADVシリーズ第4弾。個人的にはシュタゲよりこっちの方が好きです。

 

2015年、渋谷。6年前に起きた大災害、渋谷地震から復興された街に新設された私立高校『碧朋学園』に通う青年宮代拓留は、自身が設立した新聞部の活動の一環として『ニュージェネレーションの狂気の再来』と称される連続殺人事件を追っていた。

情報強者を自称する拓留は、持ち前の好奇心と行動力、そして周囲の手助けや偶然もあり、とうとう事件の第一発見者となる事が叶う。真相の究明をする事で自身の有能さを知らしめる事ができると考えた拓留は、義理の姉を自称する来栖乃々の制止も聞かず、幼なじみの尾上世莉架や親友の伊藤真二と共に動く事となる。

やがてそれは、渋谷に生きる全ての人々を巻き込む狂気となって拓留に襲い掛かり、拓留もまた、自身の過去と向き合う事となって行く。

(Wikipediaより)

 

 

 最初に本編シナリオをドカッと消化し、その後ヒロイン個別ルートに入っていくような構成になっています。個別ルートは少しダレてきますが、その一方で本編シナリオの出来が素晴らしい。思いもよらぬ展開の連続で、ボタンを押す手が止まりません。

 

 ただ、CERO:Zということもあり、グロ描写は結構きついです。また、ストーリーも決して穏やかなものでなく、プレイヤー(≒宮代拓留)の心を何度も抉ってくるようなしんどい作り。でもその分感動や衝撃も凄まじい。皆さんにもぜひ「このくそったれなゲームをクリアー」してほしいと思います。

 

 

 追記:一応前作『CHAOS;HEAD』の続編になっていますが、専門用語解説なども充実しているので、前作未プレイでも十分楽しめると思います。

 

 

グリザイアの果実

 フロントウイングから発売された『グリザイア』シリーズの第一作目。「私立美浜学園」を舞台に、転入生の主人公風見 雄二と5人の女子生徒との交流を描く。

 アニメ版『物語』シリーズなどで知られる渡辺明夫さんによるキャラデザが非常に良い。『果実』が気に入ったら続編である『迷宮』『楽園』もプレイすることをおすすめします。

 

 

▼個人的に楽しみにしている作品3(+1)選

 これを執筆しているときにはまだ発売していない、或いは筆者が未プレイだが、過去の評判などから期待度が高い作品をピックアップ。

 

Dies irae

 まだプレイできていないのですが、ネットでの評価が高いので紹介させていただきます。冬の日本を舞台にナチス・ドイツにより生み出された魔導兵器「聖遺物」を操る者達の死闘を描いた伝奇バトルアドベンチャーゲーム

 発売日未定ですが、アニメ化やvita移植が予定されているとのこと。

「待ちきれないよ!!」

という方はPC版かPSP版をどうぞ。

 

 

この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO

 ごめんなさい、こちらもプレイできてないのですが、エロゲ界隈では伝説級の作品なので紹介させていただきます。

 

 故菅野ひろゆき氏が企画・脚本・ゲームデザイン・総合プロデュースを担当し、エルフにて開発販売したSFアドベンチャーゲーム。無数に存在する平衡世界を移動して謎を解決していく…というものだそう。

 

 どの評価サイトでも軒並み評価が超高いので、前々からプレイしてみたいと思っていたのですが、発売が20年以上前という事でプレイ環境が無かったんですよね…。それがなんとVitaやPS4でリメイクされるという事で。こんなんやるしかないじゃないですか(T_T)

 

 本当は2016年初夏くらいに発売予定だったのですが、延期に延期を重ねて現在に至ります。2017年3月16日発売予定。

 

 

『真 かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』

かまいたちの夜 輪廻彩声』

 『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』は既に発売しており、中古とかなら相当安くなっているはずです。『かまいたちの夜 輪廻彩声』は2017年2月16日発売予定。これを書いてる時点ではまだ発売してません。

 

 正直、『真かまいたちの夜』自体はそこまで面白いという訳でもないのですが、このタイトルだけはどうしても挙げずにはいられなかった…!! 

 というのも、『かまいたちの夜』シリーズはビジュアルノベルというジャンルの礎を築いた重要なタイトルであり、私をノベルゲームの世界に引きずり込んだ記念すべき作品だからです。

 

 私はシリーズの『1』『2』『×3』『真』を全てプレイしましたが、やはり『1』が1番面白いです。外部と隔離されたペンションで繰り広げられる惨劇は非常にスリリングで、当時夢中になってプレイしていました。アッパレ我孫子武丸

 

 

さて、

スーファミ時代のゲームをどうやってVitaでプレイするんだよw」

というツッコミが聞こえてきそうですが、なんとこの『1』、リメイクされて2017年2月に発売いたします!!! それが『輪廻彩声』ってわけですね。

 当時のシルエットに絵が付いたり追加シナリオを竜騎士07氏が担当していたりと…、変化が大きすぎて戸惑う今日この頃ですが、まぁなんだかんだで普通に楽しみです。特にピンクの栞が

 

これが

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こうなった

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「とりあえずあの有名なシルエットで雰囲気だけでも味わいたい」という方は『真』を、「良質なシナリオを楽しみたい」という方は『輪廻彩声』に期待するというのがベターなスタンスかもしれません。後者はまだ出てないのでなんとも言えないのですが…。

 

 

▼おわりに

 いかがだったでしょうか。ノベルゲーには上記以外にも優れた作品がゴロゴロ存在します。まさに宝の山ですね…。これを機に、ノベルゲームの扉を叩く人が一人でも増えたら幸いです。ぜひプレイして、上質な物語の世界に浸ってみてください。

ひとこと読書レポート:『食堂かたつむり』

『食堂かたつむり』(小川糸)

 

 

 同棲していた恋人に全てを持ち去られ、失恋や喪失のショックから倫子は声を発することも出来なくなってしまう。彼女は山あいにある故郷に戻り、1日1組限定の小さな食堂を始めることになるのだが…、というお話。

 私は食事の描写が好きで、食べ物が出てくるマンガや小説をよく読むが、その中でも『食堂かたつむり』は特に好きな作品の一つである。細やかな食べ物の描写からは、食材への敬意や確かな美味しさがありありと伝わってくる。

 また、どの料理も時間をかけて丁寧に作られており、舞台の農村と相まって作品全体に穏やかな時間の流れが漂っている。読んでいてなんとも心地よい作品である。

 ただまあ、一部ご都合主義的展開が目立ったり、心情描写が乏しかったり、謎に生々しい表現が混じっていたりもするので、その辺りは好みが別れるところかもしれない。